先生と老人、二人に両脇を抱えられて立たされた。
足に力を入れることもできないヘロヘロの状態のまま、男たちの待つ温泉へと連れて行かれる。
みんなが息を飲んで注視してくる中、私は二人に抱きかかえられつつ熱いお湯に身体を浸していった。
お風呂の底にお尻をつこうとすると、すかさず先生が身体を差し込んできた。私はまるで子供のように、彼の膝の上に乗せられる形になってしまった。
柔らかい尻肉に、ガチガチに硬い肉棒がめり込んでいる。
「……」
ちゃぷ──。
先生の胸に背中を預けて、肩までお湯に漬かる。
すると、すぐに背後から両手で乳房を鷲掴みにされてしまうのだった。
「んぁ……」
洗いたてでツヤツヤの白い乳房。先生はその二つの膨らみを左右同時にこねくり回した。周りを取り囲んでこちらを見つめる男たちに、肉のうねりを見せつける手つきで──。
「せ、せんせぇ……」
恥ずかしくてやめて欲しい気持ちと、興奮して心地よい気持ち。相反する二つの感情に心をかき乱される。
乳首をつままれ、強く引っ張られると──もう顔を上げていられない。が、身体の方はというと……四肢は艶めかしくくねり始め、周囲のお湯を波立たせてしまうのだった。
右側には老人が座っていて、彼も水中で私の生足をマッサージしていた。
だらしなく伸ばした素足、その土踏まずや足の指のつけ根なんかを丁寧な手つきで揉み込んでくる。
充分に火照らされた私の身体は、そんな刺激でさえも性的な快感として受け止めていた。
お風呂に入っているというだけでは到底説明のつかないほどに、顔が真っ赤に上気して呼吸が乱れる。
どのぐらいそうやって恥をかかされ続けていただろう。
やがて、大勢のギャラリーの中から一人の男性が立ち上がってこちらへと近づいてきた。
年の頃は五十過ぎぐらいだろうか──見事なバーコードヘアーとメタボスタイルの、中間管理職然とした男の人。
彼が湯をかき分けて進んでくるのだ。股間をタオルで隠してはいるものの、中のモノが大きくなっていることまでは隠し切れていない。
彼は私の足先までやってくると、床に膝をついて視線を合わせてきた。
何をされるのか分からない。
が、もうこうなったら成り行きに身を任せる他なかった。
興奮しているせいだろうか。心の中では怖いとさえ思っているのに、視線は男性から外すことができない。
「……はぁ……あはぁ……」
先生の膝の上、後ろから乳房を揉みしだかれつつ、横に流した足先を老人にマッサージされている。そんな状態で、手を伸ばせば触れられる距離で、正面から男性と見つめ合う。
心臓がどきどきして、呼吸が乱れる。
これから何をされるのかと思えば、期待と不安で胸がはちきれそうになった。
男性はそっとお湯の中から手を出して、先生がぎゅっと搾っている私の胸、その頂点に触れてきた。
「んあっ……」
クイックイッと突起を指で弄ばれる。
敏感になりすぎた性感帯からは、ありえないほど強い快感が次から次へと湧き出してきた。
「あふんっ、あんんっ、ああんっ」
まるでピストン運動でもされているかのように、リズミカルな喘ぎ声を漏らしてしまう。
それほど大きな快楽の波。
頭の中にまで甘い悦楽が広がっていくのを感じながら、私はひたすらに悶え泣いた。
一人の男性が女に触れたのを見て、他の男たちもみなイケると思ったようだった。すぐに全員が腰を上げ、揃って私の近くまで歩み寄ってきたのだ。
何人もの人がいっせいに動いたせいで、ザバザバとお湯が波打ち、私の裸体もゆらゆらと揺れた。
男性たちは、私を取り囲むように円を描いて集まっていた。
正面にいる男たちに私の足を触ってもらえるようにだろう、老人は両足首を掴んではそれらを前方へと持っていく。
結局私は、先生の勃起ペニスの上にお尻を乗せて座り、両足を大きく前に放り出す格好にされてしまった。
間髪入れずに、前にいた男性数人が私の足に群がってくる。
足首をがっちりと掴み、足の裏や足の指を触りまくってくる。
ふくらはぎや太ももの肉も、ぐにぐにと感触を確かめるように揉み込まれてしまう。
「あん……」
私は知らない男性たちに素肌を弄ばれて困惑した。
と同時に、身体は正直なもので──お湯の中でさえはっきり分かるほど、アソコをぐしょぐしょに濡らしてしまうのだった。
「あはぁ……」
もう興奮状態にある自分を隠すこともできない。完全に性的なスイッチが入ってしまっている状態。
こんな姿を見せたことがあるのは、夫と先生の二人だけだったはず。なのに、今日一日でそれも十人以上ということになってしまうのだ。
「あ……」
気がつけば、両手さえもがそれぞれ別の男性に握られ、揉まれていた。
右手は先ほどの老人に、そして左手はまた見知らぬ誰かにさすられている。
彼らは左右そろって、手のひらの真ん中をぎゅっと親指で押し込んできた。女の肉を楽しむようにいやらしく指を絡ませてきては、手首から二の腕にいたるまでを細かくマッサージしてくる。
年配の男性たちに四肢を愛撫されながら、私はなおも先生に乳房をこねくり回されていた。
お尻の下では彼のペニスがどくどくと脈打っている。身動きしたせいで位置がずれ、いまやお尻の穴で直接その存在を確かめることができていた。
正直、もうたまらなかった。
こんな異常な状況で、強烈な興奮にまみれ、頭がおかしくなりそうだった。
こんなことなら、もういっそのこと、思いっきり虐め倒してもらいたかった。
どうせなら完全に壊された方がずっと楽だと思えたのだ。
「どうです、興奮していますか?」
先生が耳元でささやいてくる。
「……はい……」
私は正直に答えた。
「ふふふ、見知らぬ男性たちに身体を触られまくって……感じているのですか?」
「……は、はい……」
「素晴らしい……とても素晴らしいことです。では、もっとメチャクチャにして欲しいのではないですか? こんなものでは物足りないでしょう。性欲を持て余した男たちに……メチャクチャに食われ尽くしたいんじゃないですか? んん?」
私は少しだけ返事をためらってしまった。確かに恐怖も感じていたから。
が、正面の男性がこちらの目を覗き込みながら強く乳首をつまんできて──、誰かに足指の間をゴシゴシとこすられて──、手の指を全部じゅぼじゅぼと舐め尽くされて──、全てがどうでもよくなってしまった。
「あんっ、してっ、メチャクチャに……んはっ……」
先生が耳元で下品な笑い漏らした。
男性たちも私を取り囲んで、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべている。
「お尻の下に敷いているものが、欲しいですか」
──ビクンビクンと、わざと大きく動かして言う。
「くあぁ……はい……欲しい……です……」
「ふふふ、いつにも増していい子じゃないですか……。そうです。それでこそ、ここへ来た甲斐があるというもの。ではそんないい子には、しっかりとご褒美を差し上げることにしましょう」
先生はそう言うと、私の身体を少しだけ持ち上げた。
下になっていた彼のペニスが、ピンと真上を向いてそそり立つ。
そしてその屹立の上に、私は再び落とし込まれた。
ぬるぬるで準備が整っていたとはいえ、いきなり女性器の奥にまでペニスをねじ込まれたのだ。全身が総毛立った。
「んっはあああっ!」
私は空を見上げてビクビクと痙攣する。
何度挿入されていようとも、慣れることなどあるはずもない先生の巨大ペニス。それは膣の中でいっぱいになり、先端は子宮口を押し潰していた。
もう動かれたらいつでもイケる、そんな気がした。
それほどまでに大きな快楽が、全身を包み込んでいる。
「あは……くああ……」
ハメられただけでイクようなことがあってはならない。
そんな恥ずかしいこと、みんなの見ている前でしてはいけない。
私は歯を食いしばって必死にイクのを我慢した。
男たちに手を伸ばされて、身体中を揉みまくられながらも、なんとか耐えた。
先生の股の上に座り、膣をペニスで貫かれて──完全に余裕がなくなってしまった私。
そんな私の姿を嬉しそうに眺めながら、男たちは先生と言葉を交わし始めるのだった。
「先生、ものすごい感じようじゃないですか。もうしっかりと調教は済んでいるようですね」
「ふふふ、もう何度も“治療”していますからね。夫以外の肉棒もたっぷりと覚えさせてありますよ」
「いやあ、それにしても、いい女じゃないですか。あなたが連れてくる人妻は本当にどれも最高クラスの女ですね」
「まぁ、私は気に入った女しか“治療”しませんからね。厳選に厳選を重ねていますよ。二流以下の女には他の病院を紹介して終わりです」
「先生、この子は、後ろの穴も使えますか」
「ええ、もちろん、抜かりはありません。ちゃんと私の大きいモノで慣れさせてありますから。存分にお楽しみください」
「ああ、それはよかった。一泊するといってもこの人数だとなかなか順番が回って来そうにないですからねぇ。穴が一つじゃ、下手するとお預けを食らってしまいます」
「んああっ、ふああっ、やはあっ……」
先生が私の腰をしっかり掴んで下から突き上げてくるせいで、彼らが何を話しているのかもよく聞き取れなかった。
じゃぶじゃぶじゃぶと、お湯をかき乱しながら子宮をえぐられ続ける。
「あふあっ、んああっ、あああっ……!」
絶頂をこらえるのにも限度があった。
私は何やら雑談している男たちの真ん中で、何度もイキつつ、あられもないよがり方を披露してしまうのだった。
そんな私の姿を見て、彼らがさらに調子よく口を動かすのにも気付かないまま──。
「ああ、可愛らしい子やのぉ……。こんな若い娘さんにワシの子種を受精させられると思うと、もうたまったもんやないわ……」
「ほうら、肌もピチピチしてて凄いですよ。このしっかり肉の詰まっている美体はどうですか。ああもう、早くめいいっぱい抱いてやりたいですなぁ……」
「まぁまぁ、そう慌てなさんな。時間はたっぷりあるさかいな……」
「そうじゃそうじゃ。今日一日、そして明日も帰るその時まで延々とハメ続けることができるんじゃ。焦っても無駄な精子が漏れるだけじゃて」
「へへ、それにしても……今回は一体誰の精子がこの女の卵子に食いつきますかねぇ?」
「は、そりゃ俺のに決まっとるがな。俺は明日までに五発は打ち込んでやるからな。んで明日はまた五発や。絶対俺が妊娠させたる」
「いやいや、ワシのに決まっておろう。こんなにも若くて美しい娘にワシの子供を産ませることができるんじゃ……この日のために長生きしとったようなもんじゃからのう」
「あんあっ、あんあっ、あああっ……!」
乳房を握り潰されながら、先生のラストスパートを尻肉に浴びる。
ばしゃばしゃと派手に水を撒き散らし、自分自身も上下に揺れながら髪を振り乱してイク。
「あふああっ、あんあっ、ダメッ、せんせっ、イッっちゃ──イッちゃ──イッっちゃうあああああっ!」
「おおお、イキよるぞ、またイキよるぞ」
「なんやこいつ。最高の女やないか。このエロい顔と身体でさらに感度もエエんか」
「ほら先生、さっさと出してくださいよ。早く交代してくださいって。もうチンコ破裂しそうですってば」
「あああ、全身舐め倒してやりたいのう……。穴という穴にペニスを突き刺して精子をぶっかけまくってやりたいのう……」
「髪も身体も、すごくイイ匂いがしますよ……。何て言うか、イイ女の匂いです。ああ、僕の臭い精子で早くこの子を妊娠させたいよ……」
じゃぶじゃぶじゃぶ。
両手両足だけでなく、身体のいたる部分を男性たちに強く揉まれながら──先生の最後の一撃を子宮に食らう。
目と口を開けっ放しにして、私は声もなくイッた。
ブルブルと裸体を震わせ、薄く雲のかかった午後の青空を見上げて果てる。
言葉では言い表せない、甘美な絶頂。
ドクドクと先生のザーメンを中出しされながら、あまりの快楽に私は涙を流して悦んでいた。
「では、スッキリさせてもらいましたので私は部屋に戻ります。奥さんは温泉が大好きでしたよね? 何時間でも入っていられるとのことでしたよね?」
先生は一方的にそう言い残すと、一人で勝手にお湯から出て、部屋へと戻っていく。
「んふあ……はぁはぁ……んはぁ……」
私はイカされて間もなく、ろくに動かない身体で何とか彼の後を追おうとする。
が、男性たちに手足を掴まれていてはそれも敵わない。
何ごともなかったかのように悠々と歩き去っていく先生の背中を見て、絶望という言葉の意味を理解した。
後に残されたのは、“女”にされている自分一人と、それを取り囲む十数人の“男たち”だった。
彼らは全員が股間の性器を上に向けて身を乗り出していた。私の身体の空いた場所に手を伸ばしてくる。