奈々子は寝室に連れて行かれ、巨大なサイズのベッドに寝かされた。
ここへ来るまでにTシャツとスカートは脱がされていて下着姿である。ねっとりと汗ばんだ肌をさらけ出している格好。
小学校の頃好きだった山根くん、彼の前でまさかこんな格好をする日が来るだなんて想像もしていなかった。
彼が上半身裸になって、上から覆いかぶさってくる。
まだ涙の乾かない奈々子の頬をそっと指で拭いながら、瞳の奥を見つめて語りかけてくる。
「もう今日は心だけじゃなく、身体の方も全部さらけ出してみろよ……。俺、雨宮の姿だったら、どんな恥ずかしい姿だってしっかり受け止めてやれるからさ。きっと気持ちが軽くなるはずだよ……。だから今日はもう、すっきりして帰ろ……な?」
「……ダ、ダメだよ……私、結婚してるんだから……。しかも、お義父さまに開発されちゃってて……。きっとすごい姿見せちゃう……。絶対嫌われるもん……。だからダメだよ……」
力なく彼の身体を手で押しのけながら言う。
が、彼はもちろん引いたりしない。
「俺が雨宮のこと嫌いになる訳ないじゃないか……。俺だってお前に負けないぐらいエッチだからさ。心配しなくていいよ。ほら、お互い様っていうことで……。な? 二人でいっぱい恥ずかしくなろ?」
彼が首筋に舌を這わせてくる。
今までイチャイチャしていたせいか、肌は驚くほど敏感になってしまっていた。
口では拒みつつも、身体はもう完全に火照ってしまっている。
「……あ……」
にちょ、ぴちゃ……。
男の人の熱く濡れた舌が上半身を這い回る。
奈々子は太ももをこすり合わせてベッドの上で身悶えた。
「……んや……や、山根、くん……んふ……」
肩、二の腕、わきの下。胸元、お腹、腰周り──。
彼の舌がネトネトとナメクジのように身体を濡らしていく。
パンツの横をつままれ、そのままゆっくりとずり下ろされる。
「……あ……」
すでにビショビショに濡れているアソコからヘンな匂いがしないか奈々子は心配になった。
彼は股間の茂みを凝視しながら、足先からも下着を抜いてしまった。
下半身を裸にされると、すぐに指がアソコに伸びてきた。
クチュリ……。
「……ふやっ……」
じゅく……にちょ……たぷ……。
「……んあ……はぁ……」
お湯に溶かしたバターのようになってしまっているアソコからは、いやらしい水音が立つ。
「……あ、山根くん……だ、だめ……」
彼はまたしても身体を被せてきた。
今度は右手でアソコをいじり回しながら、寄り添うように肌を密着させて──。
耳たぶをベロリと舐め上げられて、奈々子は身体をくねらせる。
「……雨宮、全然ダメじゃないじゃん……。すごい興奮してくれてんだな……これ、すごいよ……。すごいことになってる……ぐしょぐしょだよ。ああ、もうめちゃくちゃエロいよ……ああ、ああ、雨宮……。すごい……」
彼の指が二本、ゆっくりと膣内に侵入してくる。
奈々子は軽く膣壁をこすられただけで、身体中を甘い快感に包まれた。
生足をベッドの上に大きく広げ、悩ましくバタつかせる。
「……ああ、山根くん……ダメだってば……。それ以上やられると……わたし……ダメになっちゃう……。んんん……エッチになっちゃうから……だから……」
じゅぐじゅぐじゅぐ……。
人差し指と中指は、的確に弱い場所を突付いてくる。
あまりの気持ちよさに腰が浮いて愛液が大量に溢れ出す。
つま先をぎゅっと丸めてシーツを握りしめた。
「いいよ。いっぱいエッチになってよ……。雨宮のエッチなところ、お義父さんに開発されて変態になっちゃったところ……全部見せてよ……」
「……ダ、ダメだってば……あん……。ホントにダメだから……。すごい下品だから……絶対嫌われるから……んふぅ……」
「大丈夫。俺は雨宮がおちんちん大好きな変態M女になってるとこ見たいから……。絶対もっと雨宮のこと好きになるから……だから、な?」
優しい言葉とは裏腹に、彼の指使いは容赦がなかった。
女を知り尽くしているのだろうか、あっという間に女体を興奮へと誘っていく。
奈々子はまるで子供のように、なす術なく彼に身体をコントロールされた。
「ほら、雨宮……俺がお前のことモノにしてやるからさ……。お義父さんに堕とされる前に、俺がお前の心まで支配してやるから……。お義父さんの女になりたくないなら、思い切って俺にすべてを預けてみろって……。最高に気持ちよくしてやるからさ……」
「……あ……え……そ、そんなこと……」
「嫌か? 俺よりもお義父さんの方がいいか?」
「そ、そんなこと! い、嫌じゃないけど……でも……」
「ほら、素直に雨宮の全部を見せてくれよ……。お義父さんに見せてる姿よりも、もっとずっと下品で変態なところ俺に見せてくれよ……。そしたらさ、きっとその人に抱かれてる時だってずっと楽になるハズだから……」
「……んんん……あくっ……」
彼の指がGスポットを激しくこすり始めて、奈々子は限界を感じた。
心臓が破裂しそうなほどに高鳴っている。身体がビクビクと快感に震えている。随分昔のこととはいえ、好きだった人に口説き落とされるのは、女としてたまらないことだった。
奈々子は目をトロンとさせて、彼の唇に視線を注ぐ。
相手もそれに気が付いて、唇を近づけてきてくれる。
お互いに舌なめずりした直後の湿った柔肉、それをぴたりと触れ合わせる。
手を握り合い、ハァハァとお互いの息の匂いを嗅ぎながらねっとりとキスをする。
「……んふぅ……ぶちゅ……じゅる……んはぁ、はぁ……んむうぅ……」
大量の唾液を押し込まれ、奈々子はそれを喉を鳴らして飲み干した。
少し唇が離れたところで、彼に問い掛ける。
「絶対……嫌いにならない……?」
彼も奈々子の目を見つめ返しながら答えてくれる。
「うん、雨宮のスケベなところ全部知りたい……」
奈々子は少し考えて、そして覚悟を決めた。
彼に全部脱いでくれるように頼み、自分もブラを外す。
「絶対に嫌いにならないで」と念を押して、彼の唇に自分からキスしていく。
お前の本性を見たいと憧れの人が言ってくれているのだ。
義父との関係を話した時にどうせ嫌われるんじゃないかとも覚悟していた。せっかくこんないい男とエッチができるのなら、普段の抑圧を解放してもいいんじゃないかと思えた。
いや、きっと解放するべきなのだ。それこそが、優しく癒してくれた彼へのお礼にもなるのだから。
奈々子は決心した。
二人は全裸になって、ベッドで向かい合っていた。
膝立ちになって、お互いの身体を見つめ合って性器をいじる。
まるでオナニーの見せ合いっこだ。
興奮した表情、充血したアソコを見せ合いながらそれぞれ快感を高めていく。
奈々子も柔らかくなったアソコを広げ、はしたなく指でかき混ぜながら彼の身体を隅から隅まで観察した。
若々しく、爽やかな肢体。義父の身体とは違って、彼の肌には張りというものがあった。
まるで美しい獣のようなその姿。しなやかな筋肉は猫化の動物を思わせる。奈々子だけに限らず、世の多くの女性が見惚れてしまうであろう男性的な肉体美。股間のイチモツも硬く反り返って立派である。
先から溢れている汁までが美味しそうに見えてしまう。
奈々子は正直、ときめいてしまっていた。
ここまでいい男と向かい合うと、女性としての本能が激しく刺激されてくるのだ。
義父の身体ではもちろんこんな感動を覚えたことはない。
ただれた老人の肌とは違う。同じ人間、同じ男性なのかと疑問に思うほどの差があった。義父が普通の男性だとするなら、この人は宝石のような美しさ。
「……はぁはぁはぁ……山根くん……絶対モテてるでしょ……」
アソコに指を這わせ、愛液を垂らして腰を振りつつ呟く。
彼のハダカを見てオナニーしながら、正直な気持ちを吐露する。
「顔もかっこいいし、仕事もできて、性格もいい。挙句の果てには女が見惚れちゃうほどのカラダでって……。絶対モテまくってるでしょ……」
興奮し、なおも指で自分の穴をほじりながら奈々子は思ったことをそのまま口に出した。
普段は絶対に言わないようなセリフだ。
が、今だけは包み隠さぬ本当の自分を見せるということなのだから。
これが本音である以上仕方ない。
自分にそう言い聞かせる。
「……まぁ、そこそこかな……」
長いペニスをしごきながら、彼も奈々子の身体をくまなく観察してくる。
その目が上から下まで激しく動き回っている。自分の裸で山根くんがオナニーしてくれているのは正直嬉しかった。
「山根くんが口説けば落ちない女なんていないと思うな……私は……」
「雨宮……興奮してる……?」
「うん……すっごい……。山根くんがめちゃくちゃキレイで……カッコイイから……。もう、やばいぐらい興奮してる……」
ハァハァと二人の呼吸が響いている。
女の凹がかき回される音と、男の凸がこすられる音も。
「雨宮だってキレイじゃん……」
「わたしは……あんまり、きれいじゃないと思う……」
毎日義父に強要されている下品なプレイの数々を思い出して、つい俯いてしまう。
けれど彼はさらに奈々子のことを褒めてくれるのだった。
「スゲーキレイじゃん……。俺だってずっと見てたいよ……雨宮のこと。なんで結婚しちゃったんだよ……せめて今日まで独身でいてくれたら……俺がプロポーズしてたのに……」
嬉しいことを言ってくれる。心がキュンとなって鼻の奥がツーンとした。心がふわふわしてなぜだか泣きそうになってしまう。
奈々子はベッドの上で四つんばいになって、裸で膝立ちになる彼の下へと犬のように這い寄っていった。
シーツにアゴをつけるようにして、まず最初に彼の膝近くに舌を伸ばす。
「……あああ……雨宮……」
彼は丸見えになった背中やお尻、生足なんかを眺め回しているのだろう。興奮に震える声が頭の上に降り注いできた。
奈々子は構わず彼の肌に舌を添わせて、だんだんと上に登っていく。
男らしく筋肉のついた太ももを舐め回し、たくましい腰、汗の滴るわき腹などにも舌を這わせる。たっぷり唾液を分泌させていやらしく舐め上げる。
惚れ惚れするようなかっこいい身体に、自分の匂いをこすりつける。
もちろん彼に楽しんでもらうために、お尻を振るのも忘れない。
「ああ……雨宮……お前ホントにエロくなったのな……くああ……」
「……うん……私、エッチにされちゃったんだ……半分はお義父さまに開発されて……でももう半分は……今日の山根くんがカッコイイせいだよ……ん、ぢゅるる……」
「……はぁはぁ……雨宮……最高だよ……。エロい雨宮、めちゃくちゃ興奮する……小学校の頃のお前知ってると……マジでやばいよ……はぁはぁ……こんな美味そうな身体になって……。くそ、雨宮、俺もエッチになるからさ、お前ももっとエッチになってよ……。今日は恥ずかしいとか嫌われるとかナシで……二人で性欲全開にしようぜ……な……」
「……んじゅるる……んふ、ん……いいよ……」
彼の言いたいことがよく分かる。きっと自分と同じ気持ちなのだ。
興奮した女が、いやらしい姿を男に見せる。
それを見た男がさらに興奮し、女に対してもっといやらしい姿を見せる。
そうやってお互いに頭をおかしくした状態でどこまでも下品な姿、普通なら絶対に見せられないような姿までさらけ出して高まり合っていくのだ。
心も身体も、一番奥の最低な部分を見せ合い……そして一つに溶け合っていく。
興奮してなければ笑ってしまうような状態のままで、一緒に頭をからっぽにして気持ちよくなっていく。
きっとセックスの一番正しい形。
奈々子は彼の乳首を舌で転がしながら、今日はこの人の前で乱れようと思った。
[ 2011/12/04 21:41 ]
義父の肉欲 |
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