あの後、三人に車で連れ去られてしまった。水着姿のままで、着替えることもなく。
そしてそのまま、どこかの山だとは思うんだけど──車もほとんど通らない森の中に連れてこられた。
夫はもう家に帰って私のみやげ話を楽しみに待っているのかな……などと考えつつも、結構危険な男たちに捕まってしまったなと思う。
ここにくる間にも、ずっと水着のままで、サインオイルがベタベタの身体を左右から二人の男にいじられ続けていたのだ。
走っている車の中で、股を広げて乳を揉まれながら、何度も何度も絶頂の潮を噴かされていた。
もちろん、逃げることもできないまま。
狭い車内の後部座席で、もうやりたい放題にやられ、イカされまくってしまったのだ。
だから当然、この人気のない山奥の森に連れてこられた今も──私の身体はヤバいぐらい敏感になってしまっていて……。
正直、コイツらヤバイと思った。
下手をすれば、ケンジやユウイチたち以上ということもあり得る。
あのビーチで女を引っ掛けまくっては、こんな山奥に連れ込んで犯しまくっているなんて……。
終わった後に、お金とか服とか持っていかれなきゃいいけど……。
そんなことまで考えてしまう私だった。
男たちは車を降りた。
彼らも海パン一枚という姿である。
私も両足にビーチサンダルを履かされて、水着姿のまま外に連れ出される。
本当に山奥。
道路ももちろん舗装されていないし、少し開けたこの場所以外は鬱蒼とした木々に囲まれている。
近くに民家などもないだろうし、たまたま人が来たりもしない場所(代わりに熊は普通に出そう)だ。
女が出会い系サイトで知り合った男に殺されるのって、だいたいこういう場所だよねと思う。
そう思った瞬間、自分ってものすごいアブないことしてるんだなと改めて感じた。
「どうしたのおねーさん。ちょっと恐い?」
青ざめた私の顔を見て、男たちは猫なで声で近寄ってくる。
が、彼らはすでに海パンを脱ぎ、脱いだものはそれぞれその辺りに投げ捨てていたのだ。
大自然の中に、勃起ペニスを露出した、履物以外は全裸の男が三人。
こんな山の中で、自分も布二枚だけの姿で──。
私はまるで、原始時代にタイムスリップでもした気分だった。
「うん、ちょっとね……」
この男たちには嘘は吐けないと思った。嘘を吐くのは正直恐かった。一応は優しく語り掛けてくれているが、彼らの中には私の知っている不良たち以上の迫力が感じられたのだ。
ペニスはギンギンに上を向いている。襲い掛かってきてもおかしくないぐらい興奮しているはずなのに、彼らはゆっくり近づいてくる。
今日の獲物はもう逃げ場もない。後は自分たちの好きなようにレイプできる。そんな自信に満ち溢れている。
三人に取り囲まれた。
腕を掴まれて、水着の上をずり上げられる。
サンオイルはまだヌメり気を帯びていて、私の双乳はテカテカと黒光りしていた。
真ん中にピンク色の突起。それはもちろん、緊張と興奮のせいで痛いほど勃起しているのだ。
さっそく一人の男が、片方の乳房に吸い付いてきた。舌先でチロチロと突起を転がし、甘い快感を送り込んでくる。
もう片方の乳房は、二人目の男に手で揉みしだかれる。乳房全体を餅のようにこねくり回すその手つきは、女を感じさせるためではなく、女を感じるためのもの。
そして三人目の男が私の正面に立って、水着の下をゆっくりとずり下ろしていく。
「んぁ、ぁ……」
分かってはいたけれど、やっぱりレイプされるんだ。
しかも、夫に見せるためにやり始めたことのはずなのに……その夫がいないときた。彼は家で感想を待っているだけ。
今はとにかく、ただ単純にこの三人に犯されるだけの私なのだった。なぜだかそれが、妙に気恥ずかしくて心細い。
結局、水着は上も下も全部剥がされてしまった。取り去った布は、無造作に地面に打ち捨てられた。
私は全裸にビーチサンダルだけという格好で、男三人の愛撫に立ったまま身体をくねらせているのだ。
「オイルでテカテカの黒ギャルの身体ってすげーエロいな……」
「お肌にハリがあるねー。太ももとか乳とかパンパンに肉が詰まってて……うまそー過ぎるわ」
「ナカもすげーぞ。これ名器だわ。ぎゅうぎゅう締め付けてきやがる」
すでに膝には力が入らなくなっている。太ももの内側には、愛液の川も流れる。
「あ……んぁ……」
一人に乳首を吸われ、一人に手の指をしゃぶられながら乳を揉まれる。そして三人目は勃起ペニスを左手でしごきながらも、私の股間に指を埋め込んでいる。
ぬちゃ……にちゃ……にちゃ……。
第二関節まで埋め込まれた指を、ナカでクイッ、クイッ、と動かされる。
オイルよりも一段と濃く粘り気のある汁は、股間の表面で糸を引いて伸び、そのたびにいやらしい音を立てるのだった。
「ああ……は、恥ずいよ……」
車の中でさんざん指マンはされていた。それだけで何度も何度もイカされていたのだ。私はもはや立っていることすらできないような状態に陥っていた。左右から二人が支えてくれていなければ、床に崩れ落ちているレベル。
正面の男が根元まで指を埋め込んで、彼の長い指は降りてきた子宮口に当たっている。
「あ、か……かは……あはぁ……」
快感のあまり全身に鳥肌が立つ。タラタラと身体の表面を流れる汗に、オイルの油が滲んで一緒に溶け落ちていく。
乳首を甘噛みしていた男が、私のアゴを掴んで唇を塞いできた。
「んふぅうぅ……」
口臭のキツいネバついた男の口内。その中央で舌が蠢き、私の喉奥に唾液の固まりを押し込めてくる。
「ンンンンンッ!」
飲み込むまいと思っていたのに、濃厚なキスに合わせるように膣内の指が激しく動く。
「ムンンンンンッ!」
腰を逃がそうとするも、残った一人にがっちりと腰骨を固定されてしまっていてはどうしようもなかった。
私はゴクゴクと生温かい唾液を飲み込まされ、痙攣する膣内をさらに激しく指でかき回されていく。
「んぐうぅ! んぐうぅ! んぐううぅ!」
イクとも言えずに、こんなみっともない状態でイカされる──。
「んっふうううううッ!」
ビシュビシュビシュ!
絶頂の証拠を示すように、股間からは激しく潮が飛び散っていた。
それらは男の腕を濡らし、乾いた砂の地面へと染み込んでいく。
気がついた時には、車からも遠くはなれて森の奥深くへと連れ込まれていた。
もう全員が履物も脱ぎ捨てて、完全に生まれたままの姿になっている。
男たちは、山奥でオスとメスの──本当の意味で野性的なセックスがしたかったようなのだ。
確かに、私を含めて全員が、よく日に焼けて引き締まった身体をしている。これなら、原始時代のオスとメスと、そうたいして違わないのかもしれない。
一人目の男に片足を肩に担ぎ上げられる。私は木に両手をついて、片足で立っている状態。もちろん濡れた股間は丸出しで。
二人目が私の上半身をわき腹から抱きかかえるようにして、そして最後に三人目が熱いアソコにペニスをねじ込んできた。
「あふぁッ……!」
夏の森の中。ここは本当に日本かと思うような黒い肌をした四人が、全裸の汗だく姿で交尾をしているのだ。
狙いどおりの、野生的かつ原始的な交尾。
獣というよりは、森に棲む虫になった気分。だって木にしがみつきながら生殖器をこすり合わせて白濁液を交換しているのだから──なんだろう、ナメクジとかそんな感じだ。
確かに音も、ニチャニチョネチャヌチョとそれっぽい。
膣の中で彼のイモムシが気持ちのよさに口から汁を吐いている。ドクドクドクドク、メスの子宮を粘液で絡め取っていく。
「あふあ……あはぁ、アンンンン……」
サンオイルのどぎつい匂いにも負けないぐらいの性臭。汗やフェロモンや、愛液や精液、そして唾液の匂い。
男たちは濡れて光る身体を、いちいち私の柔肌にこすりつけてくる。
三人の男に密着されて、全身揉みくちゃの状態。
「ああ……すっげ、名器。これ名器だわ。締まりヤベェ……」
「マジで? 早く交代してくれよ……俺もうこのまま足にぶっかけちまいそうだ……」
「ケツ使えよ……立ったまま前と後で──サンドイッチとかできんじゃね?」
「あん……ま、待って……もう私、ヤバい……ンッ、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ──!」
立ったまま、ありとあらゆる体位で三人にハメられ続けた。
一人の男と正面から抱き合ってキスをしながら、激しく後背位で突かれる。
アナルにペニスを埋め込まれたままで、逆駅弁のような格好で両足を宙に浮かせて──さらに前からも穴奥に受精させられる。
二人に両側から抱きかかえられて、空中で寝かされる。
肉のベッドで、空中に全身を浮かせたまま私は何度もイカされてしまった。
「ンアッ、何コレッ! スゴイッ! スゴイッ! アハッ! アフアッ! スゴイッ! もう、訳分かんないッ! イクッ! イクッ! イクッ! イクッ……!」
大声を出しても誰にも聞こえない。
大自然の中で、一匹の動物になったように自由に喘ぎ、身悶えた。
開放的な交尾は、普段の何倍も気持ちよく、私は全身を痙攣させて三人の男たちを喜ばせ続けるのだった。
家に帰りつけたのは、夜遅く。日付が変わった頃のことだった。
シャワーすら浴びていない、匂い立つ私の身体。夫はそれを、そのままベッドに運んでくれた。
パンツを脱がせて股間を広げてみれば、中からは大量の精液が溢れ出してくる。
夫は興奮しながら男たちのペニスの感想を聞いてくるのだ。
私は正直に「スゴかった」と話す。
すると彼はペニスを激しく勃起させて、私の疲れきった肉体にむしゃぶりついてくるのだった。
結局お風呂にも入れてもらえないまま、全身から乾いたオイルとあの三人の匂いを発した状態で──夫に締め付けられるほどに強く抱きしめられ、そして生中出しを食らう私なのであった。
「アンッ……まら、イクううぅぅぅぅ……!」