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姉のカタキは女殺し 1-10

「ほらっ、おらっ」


「あぐっ、ひぐぅ、んぐっ、あんっ」


 あれからも、男はペニスを抜くことがなかった。一定のリズムでピストン運動を繰り返し、私の穴の感触を楽しんでいる。

 男のペニスはここに来てさらに硬さを増していた。二度も射精をしたとは思えないほどガチガチにいきり立っている。

 彼が腰を叩きつけてくるたびに、脳天を突き破るほどの快感に貫かれる。私は何度もイカされて、四肢を伸ばしたままビクビクと痙攣した。


「美由紀……ワシとのセックスは気持ちエエか……?」


「……か……は……ちが……違う……セックスなんか……ちが……ああんっ!」


 違う。これは決してセックスなんかじゃない。誰がアンタとセックスなんかするもんか。

 そうこれは……ただ、クスリのせいでおマンコが痒いから……掻いてもらってるだけ……。絶対に、セックスなんかじゃないんだから……。


「ああそうか。チンポでマンコ掻いてやってるだけやったな。美由紀はマンコが痒くて立ってることもできんかったからなぁ」


「……んぐっ、んあっ、ふあっ、んんっ」


 そうだ。誰がアンタなんかと。私はアンタを殺しにやってきたんだから。アンタはお姉ちゃんのカタキで、一番嫌いな男で……だから……。


「そうっ、誰があっ、アンタっ、なんかとっ! んんんっ! んああああっ!」


 真空状態のアソコに、ゴリゴリとしたペニスが往復する。

 ペニスが引けば、それに引っ張られるようにして内側の肉が伸びる。逆に突き込まれれば、全部の壁が亀頭に押されて潰れる。

 私はあられもなく身をよじらせて感じているというのに、二度射精している男はそんな強烈な性器のこすりつけ合いにも平気な顔だ。


「そやなぁ、ワシのこと殺しに来たのに、セックスなんてしてたらお姉ちゃんに申し訳ないからなぁ」


 バチュバチュバチュバチュ。


「そうっ、だからっ! してないっ! セックスなんてっ! んんはぁ! ふんなぁう! してなぃっ!」


 ビクンビクン!


 またしても大きな痙攣が襲い掛かってきた。

 もう私はどんな抵抗もできず、ただ流されるだけ。快感が来れば、ヨガる。イキそうになれば、そのままイク。すべては男の腰の動き、中で脈打つペニスの動きしだい。


「もう二回も中出ししてもうてんねんけどな……。まあ、美由紀がそう思いたいんなら、それでエエか。ワシも掻かせてもらって気持ちエエからな。ほな、いっぱい掻いてもエエんやな。セックス違うからな。いっぱい掻かせてや」


「んんんんっ! 掻いてっ! いっぱいっ! 掻いてっ! 掻いてんんあああんっ!」


 私の懇願に、男は「よしきた」と言ってギアを上げる。ただでさえ力強かったピストン運動が、さらに強烈な前後運動へと変貌する。悪魔じみたその腰使いに、膣壁が縦横無尽にこね回される。

 音としては──バチュバチュバチュバチュ──という単純なものでしかなかったが、その実、アソコの中はありえないほど複雑な動きをみせていた。


「んひいいぃっ! んひぃいいいいっ! ふんひいいいいっ!」


「おう、よだれ垂らして、すごい顔や。ええアヘ顔やで。最高のイキ顔や。もっと顔ぐしゃぐしゃにしてイキまくってくれや。ワシも興奮してイキそうになるからな」


 男がわきの下に両手を入れてきた。

 私は壁にはりつけにされたまま、“高い高い”をされた子供のような格好でペニスを突き込まれる。


「ほら、美由紀、どこが痒いんや」


「もうっ! 全部っ! 全部掻いてっ! 入口からっ! 奥までえぇっ! 全部ぅっ! はげしくっ! くううんんああああっ!」


「ああかわええなぁ! くそっ! よっしゃ、ほなな、チンポでマンコの中掻きまくったるわな! 入口から奥まで! 全部こねくり回したるわな! いっぱい混ざり合うぞっ! ほら! これええんちゃうか? これっ!」


「あふんっ! あぐあっ! イイっ! 気持ちイイッ! メッチャイイッ! 気持ちイイッ! ヤバいっ! ヤバぃいあああっ! イイイイっくうううう!」


 両手足を縛っている革ベルトが引き千切れるかというほど力を込めて、私は身体を丸めた。

 一瞬の間に何度も何度もイク。全身の毛穴が開いて、信じられないほどの気持ちよさ。



 男は私のイキっぷりに、満足そうな笑顔を浮かべていた。


「かわええなぁ。ワシのチンポでそんな気持ちようなってくれて……。まあ、そやなぁ、ずっと掻いてもらいたかったもんなぁ。それに、どや? ワシも掻くのうまいやろ」


 目の焦点も定まらない、呼吸もままならない状態がしばらく続いていた。

 が、それも引き続き繰り出される男のピストン運動に押し流される。喘がされることによって、無理矢理に呼吸させられる。

 そしてまたすぐに絶頂にまで押し上げられる。


「んあっ! んあああっ! うまいぃっ! すごいうまいいいっ! もうすごいっ! やばいっ! イクっ! イクからっ! 動いてっ! 掻いてえええっ! イクっ! イクっ!」


「動く? こうか?」


 男が腰骨を力強く掴んで、猛スピードでペニスを打ち込んでくる。激しすぎる振動で、頭がガクガクと揺れる。下半身に甘い快感が爆発する。


 バチュバチュバチュバチュ!


「かっはあああっ! そうっ! それっ! もっとっ! もっとぉ! 激しくっ!」


「よっしゃ、ほな本気で行くで」


 ズバン! ズバン! ズバン! ズバン!


「あうあっ! あかあっ! これああっ!」


 あまりの激しさに、視界がブレて何も見えなくなる。ただ男の肌色、その向こうに天井、壁、床のコンクリート色があるだけ。その色も徐々に混ざり合って最後は結局何がなんだか分からなくなる。ただ舌を噛まないように歯を食いしばるのみ。


「どうや! 気持ちエエか!」


「あふぁなっ! んはぁ! イイッ! イイッ! イイッ! イイッっ! 気持ちイイッ!」


「ワシのチンポそんなにええか!」


 ズバンズバンズバンズバン!


「あふああっ! すごいっ! すごいいいあああああああっ!」


「ちゃんと掻けとるかあ!」


「んがっ! 掻けてるふっ! 掻けてるふあっ! サイコウっ! んはあっ! ナカがっ! サイコウっんんふんんんんんんんんっ!」


 ビクビクッ! ビクビクッ!


 呆れるほどに激しいピストン。

 全身の間接が砕け散るほどの衝撃。

 私は完膚なきまでに男に敗北していた。全身から一気に力が抜ける。ありとあらゆる筋肉が弛緩する。

 そして。


 ──じょばあああああああああああああああ……。


 ペニスで貫かれたままの状態で、あえなく失禁までしてしまう。



「あああかわいいなぁ、おしっこ漏らして。ほな、おしっこ漏らした美由紀に、このままの格好でもう一回濃い精子注ぎ込んだるわな……ほら、キスや」


 じゅるるるるちゅばじゅる……。


 男の吐息は焼けるほど熱かった。男臭い匂いが鼻の中いっぱいに広がる。オヤジの汚い舌で、柔らかな唇をぐねぐねとこね回される。

 キスをしている間も、ペニスは膣を激しく行ったり来たりする。入口から、奥まで──その間の肉を削りながら往復する。


「んんんんふっ んふっ んふっ んふううううううっ!」


 ハメられながらキスをすると、異常なまでにイキやすくなる。アソコの感度が数倍に跳ね上がったような感じ。

 何度も小さく痙攣して、イク。


「……ぷはぁ、キスしながらイクの気持ちエエやろ」


「あああん、やばぃ、やばぃ」


 なぜだか分からないが涙が溢れて止まらない。濡れた瞳で男の目を見つめる。媚びるように。


「やばいか。じゃあ、キスしながら精子出してやろか。美由紀が気持ちよさそうにしてるから、ワシももうたまらん。膣がすごい動きして搾ってきよるわ。ほな、もう一回イクで。精子も全部マンコの中にこすりつけたったし、もう一回たっぷり出してやらんとな。タマの中からっぽになるまで全部出したるからな、いくで」


 男はそういうと、また私の口にかぶりついてきた。両手でぐっと腰を引き寄せて、


 パンパンパンパンパンパンパン!


「うああああああああぬふっ! んぐっ! じゅるっ」


 じゅるじゅるじゅるじゅるる。


「ぷあっ! イクぞ! 精子出すぞっ! 奥で受け取れよおおおおっ!」


 パンパンパンパンパンパンパン!


「んんんふううう! んふうううう! んふうううう!」


 男がバキュームのように口を吸う。口内の水分がすべて吸われるのではないかと思うほどに。舌もその吸引に巻き込まれる。魂までも吸い込まれそうな強引な口吸い。


「おおおおおおおおっ! うおおおおおおおっ!」


「──っんはああっ! ──っんくああああっ!」


 自分の意思とは関係なく、身体が暴れる。痙攣する。痙攣しながらイク。気持ちのよさに身体中から汁を噴き出す。噴き出しながらイク。白目をむいてヨガる。ヨガりながらイク。

 男が私のイキっぷりを見ながら射精している。

 私は泣きながら、イキながら、その精を体内で受けた。

 わけもわからない嬉しさが心を満たし、わけのわからない愛情が溢れ、

 ──ダメ、こいつだけはダメ、絶対ダメなのに──なんでこんなに……。

 失神した。





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[ 2012/01/09 11:32 ] 姉のカタキは女殺し | TB(-) | CM(-)
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