そして今。私はソファの前に置かれたガラステーブルの上に、仰向けに寝かされていた。
粘つく汗で光る裸体の、その前面をすべて天井に向けて見せ付けている状況である。
太ももやお腹、胸の白肉が男の目に晒されている。
両足の間には六車がひざまずいて陣取り、私の股間を百八十度に近い角度で押し広げている。
足の付け根が痛くなるほどの格好だった。そしてもちろんその中央部には、しとどに濡れそぼった女の花弁が色付き、息衝いているのだ。
隣人の快楽責めは、正午を過ぎてもまだ終わらなかった。
私が「犯してください」とお願いをしていないのだから当然ではあるが……。
今、彼は私の胴体部分を舐め回している。
赤く膨らんだ女の入り口に右手を添え、左手で乳房を揉みしだきながら──足の付け根から、下腹部、おへそ周りから、わき腹。そして仰向けになって広がった乳房、その上の胸元から鎖骨、首筋からアゴにいたるまで、
「んじゅる……ああ、おいしいよ……奥さんのカラダ……最高においしい、はむぅ、じゅるる……んほおおぉ」
腐臭と汚汁を撒き散らし、巨大なブタそのままの姿で私を食しているのだった。
「ああ……こ、こんなぁ、あおぉ……」
これでもう、私の身体はほとんどの部分が彼の唾液で汚されてしまったことになる。
今までは夫のモノだった身体も、今ではすっかり目の前の男のモノに塗り替えられてしまった。
「……ふくぅぅ……」
恥かしさと悔しさはもちろんある。
しかし、それ以上に大きい「興奮」と「快楽」が湧いて出てくるのだから仕方がない。
「あふ……あふ、あふぁ……」
そうして、私が長い長い舌愛撫に身悶えしていると──やがて彼は満足したように顔を上げるのだった。
「ぐふふ、よし、と。じゃあ前戯の前準備はこれで終わりにしようか。これから、本格的な前戯に入ってあげるよ」
「!」
一瞬、何を言われているのかよく分からなかった。
聞き取れなかったのかと思った。
前戯の前準備が終わり? 本格的な前戯に入る?
しかし彼がその唇で私の右乳首に吸い付き、右手の指をアソコの中に埋めてきてようやく──私はその意味を理解したのだった。
つまり、今までのは前戯ですらなかったということ──。
「ああぁ……うぁぁ……そ、そんな……はうあッ!」
前戯ですらないもので、何度も何度もイカされてしまったのだ。私は。
今、敏感にも程がある乳首と膣内を同時に責められようとしている。本格的な前戯とはそういうことなのだ。これまではろくに触れられなかった最も敏感な部分に、直接激しい愛撫を加えていく。
ああ、ただでさえこれほどまでに高ぶった状態なのに……そんなことをされたら、私は一体どうなってしまうのか。
恐怖に目を見開いて戸惑っている間にも、男がカリッと乳首の先端に歯を当ててきた。
と同時に、熱く溶解した膣壁にも、男の指がしっかりと引っかかる。
「んひぃぃぃ!」
そしてそのまま、乳首は痛いほどに吸い立てられ、股間は音が立つほどに泡立てられていく。
ジュルッ……ジュルルルルッ!
ジュクジュクジュク! ジュクジュクジュク!
「あっ、ハッ──ハアアッ!」
乳首とアソコに、最大限の攻撃が繰り出されている。
ガラステーブルの上で、私は背筋を反り返らせた。
アゴを上げ、双乳を天井に向かって突き出し──溶けた股間をガクガクと上下に揺する。
「んふううぅうううぅぅ、ああああああッ!」
本格的な前戯。その言葉通り、男の指と舌は今までのソフトな愛撫がウソだったかのように性感帯を激しく責め立ててきた。ひたすら力強く、情熱的なやり方で。
指で攪拌されているアソコからはビシュビシュと絶え間なく愛液が飛び散り、乳首から送られてくる快感には上半身が乱れ狂う。
「あおおおおおっ! あおおおおおっ!」
あられもない大声で喘ぐ私。
しかし六車は、そんな私の身体にしっかりと覆い被さり、指と口に力を込めて、気持ちのいいポイントを一時たりとも離さない。スッポンのように吸い付いては、舌や指先でありえないほどの快楽を女体に注ぎ込み続けてくるのだった。
「……い、いやあああぁ! こ、こんなッ、うぁ、くぁぁあぁぁッ……! アハッ! ハッ! ハアッ! ハッ! ふぁッ!」
犬のように舌を伸ばして、必死で快楽と戦う私。
堕ちちゃう! 堕ちちゃう! 堕ちちゃう!
あまりの気持ちよさにそんなことを考えながら──しかしそれでも負けないようにと、歯を食いしばって肉悦の暴雨に抗う。
「ほら、アソコもグチョグチョ、乳首もビンビン。どうですか、気持ちいいでしょう」
「はぐっ! はぐぅ! はぐううッ!」
私は涙を流し、髪を振り乱してよがり狂う。
「どうです? 欲しくなってきたんじゃないですか? 僕のチンチンが」
「アッ、アッ、アッ! アッー!」
男の太い指は、さらに奥へと侵入してくる。
「だってそれが今日の目的なんですよ? 僕たちが今日こんなにも愛し合っているのは……チンチンを奥さんのオマンコにズポズポするためでしょう? 違いましたか?」
「ああ、ち、チンチン……! チンチン……チンチン!」
子宮口を指で弾かれ、太ももの筋肉がブルブルと痙攣した。
手と足の指は自分の意思と関係なく動き、快楽を表現している。
「そう、チンチンです。チンチン欲しくてたまりませんよね?」
「あぅあ……た、たまらないッ! チンチン! チンチン! アアアッ! チンチンッ! ああああああっ!」
理性は欠片ほども残っていなかった。私はただ、男の言葉を繰り返すだけの肉人形と化していた。
「そうです。もう我慢できないでしょう。じゃあ、おねだりしてください。僕の言葉を繰り返しているだけじゃダメですよ? ちゃんと自分からお願いしなきゃ、ね?」
「あうう……イ、イイ、イ、イクッ……イク、イク、イ、イッちゃううううぅぅ……うううっ、うあぁ、あああふぁッ!」
「奥さん、イクじゃなくて、おねだりですよ。ほら、チンチン欲しいって、入れてくださいって……ほら、ほら、ほらっ」
「あああー、い、イクッ、イクッ、イクッ……んふううううううっ!」
男は私におねだりをさせたかったようだが、アソコをかき回された状態でまともな言葉など口にできるはずもなかった。
「ったく、しょうがないですねー。まぁイクのはいいですけど、後でちゃんとおねだりしてもらいますからね? いいですか?」
「んふっ、イク、イク、イク……またぁッ、イグウウゥゥゥゥッ──!」
そしてその後、一時間ほどもかけて私は「前戯」を味わわされてしまった。
結局私は何度もイキまくり、最後まできちんとしたおねだりはできなかったのである。
「ったく……しょうがないですね……。じゃあ前戯はもうこれぐらいで……。今度はちゃんとおねだりしてくださいよ……」
男はそう呟くと、ガラステーブルをどかして、空いたスペースに脱力しきった私を横たえたのだった。
「せっかくなんでね、おねだりはそれにふさわしい格好でやってもらいましょう」
私はソファの方に下半身を向けて、お尻だけ高く掲げた格好にさせられてしまう。
上半身は床に押し付けて、濡れたアソコをソファの方へおっ広げている状態である。トロけきった粘膜が奥の方まで見えてしまっている、壮絶に恥かしい姿。
しかしこれこそが、男が私に望んだ「おねだりのポーズ」だった。
「そう、その格好で、ダメになったオマンコを広げながら僕におねだりしてください。大きく足を広げて。そう、限界まで。手でオマンコを広げましょうか。そう、いいですよ。肛門もパックリを広がってますね。どうです? いい格好でしょう。まさに牝犬がご主人様にチンポをおねだりするにふさわしい格好ですよ。ねえ、そう思いませんか奥さん?」
「あうあぁ……」
「いいですよ。後はそのまま、グチョグチョマンコの内側まで見せつけた状態で、おねだりするだけです。チンチンください、精子くださいってね。そうすれば、約束どおり、僕の勃起チンチンで思いっきり突き回してあげますからね。だから、ほら……どうぞ」
「あう、あう、あうぅあ……」
まとまらない思考。荒れ狂う肉欲。
私は目をぐるぐると回転させ、ヨダレを垂らして──長い時間、腰を高く掲げたままでアソコを広げ、床に突っ伏していることしかできなかった。
[ 2011/11/29 14:35 ]
淫虫症の女 |
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