バチュバチュバチュバチュ!
私はゆっくりと無意識の闇から浮上していった。
最初に感じたのは、全身を襲っている激しい振動だった。頭からつま先まで、私の身体全部がガシガシと揺れている。──いや、揺らされている?
朦朧とする頭のままで薄く目を開くと、目の前には上気した先生の顔があった。
彼は額に大量の汗を浮かべて、目を閉じて眉間に皺を寄せ、歯まで食いしばって必死の形相だった。彼も身体を動かしているようで、ガクガクとその頭が揺れている。
どうやら先生は私の上に覆いかぶさっているようだった。ピチピチと顔中に汗の雫が落ちてくるし、彼の頭の向こうには天井と照明も見えた。
ふと背中に痛みを感じる。
見れば、私はテーブルに仰向けに寝かされていた。
上下に揺れるたびに肩甲骨が硬いテーブルにこすれてじんじんと疼く。
視界の隅に、誰かの頭が見えた。
机に突っ伏して寝ている、黒い髪の誰か。
その瞬間、私は身体中に衝撃を走らせて──全てを理解した。
同時に、全ての感覚を取り戻した。
「──っ! んっくあああッ……!」
寝いてる間も散々に犯されていたとしか考えられないような、クライマックスに近い爆発的快感が怒涛のように湧き出してきた。
心の準備もできていないのに、身体だけはすでに絶頂に近いほどほぐされてしまっている。
「おはようございます、奥さん。でも遅いですよ。いつまで寝てるんですか。すでに一発、中出ししてしまいましたよ。ふはは」
先生は自らも裸になり、テーブルの上に両足で乗っていた。
私をいわゆる“まんぐり返し”の状態にして、膝の裏を押さえつけるようにして固定。そして股間に激しい突き込みを繰り返している。
「んっくあああッ……! あふうううッ……!」
彼は汗だくのおでこを私の額に押し付けて、粘つく口臭を撒き散らしながら私の目を見つめて言う。
「あああ、最高に気持ちいいですよ、奥さんのマンコは。意識を失っていても、グネグネと収縮して私のチンポをいい具合にもてなしてくれましたよ。お陰で一発ザーメンを漏らしてしまいました。ふふふ、あああ、やばいです。またイキそうです。もう一発イキそうです。あああ、もう我慢できません。イキますよ。もう一発中に出しますよ私の濃い精子を! あああっ! っくあああっ! おおおおお……!」
先生のピストンがダイナミックに変わる。
バチュバチュバチュと股間からしぶきを散らして巨大なペニスで女の穴をえぐってくる。
太いカリに引っかかった膣道が強烈な刺激に見舞われ、ビチャビチャとどちらのものとも判別できない体液がテーブルの上を汚していた。
「んやっ……やめてっ! いやはあああっ……!」
「ふおおおっ、イキますよ! ほらっ! 出ますよ! おおおおおっ!」
身体をきつく抱きしめられる。全体重を乗せて最後の一撃を食らわされる。そしてそのまま亀頭を一番奥の部分に押し付けられて──、
びゅるるるる! びゅるるるる!
「っふっくううううぅっ……! あっはあぁあんあぁあっ……!」
子宮に熱々の精子を放出された。
もうすでに何回かイカされていたと言われても納得できるほどの、質の高い快感。
私はその感覚に、どうしようもなく翻弄される。
彼がビクビクと身体を痙攣させて尿道に残った精子を最後の一滴まで注ぎ込んでくる。
「んあああああっふっああああっ……! んっくううううっ……! っふっくううっ──」
お陰で、目を覚ましてから数秒しか経っていないのに、膣内射精でイカされてしまった。
全身がガクガクと震えて、別の意味でもう一度気を失いそうになる。
「──っ! ──っ!」
あまりにも準備ができていなかったせいで、まともに喘ぐこともできない。
完全な不意打ちの射精。
押し寄せる快感に、無様な姿で身悶えてしまう。
私は呼吸もできずに涎を垂らしながら長い長い絶頂に身を震わせた。
「はぁはぁはぁ、奥さん……はぁはぁはぁ二発目も……、はぁはぁ……たっぷり出ましたよ……。旦那さんが眠っているすぐ横で……、射精……しましたよ……」
先生はピクピクと膣内で痙攣するまだ大きなままの肉棒を、またゆっくりと動かし始めた。
まさかまだやるつもりなのかと思っている間にも、彼のペニスは再び元の硬さを取り戻していく。少しは楽になったかと思った膣内の圧迫感が、もう一度ぶり返す。
「はぁはぁ……奥さん、今日は旦那さんの横で、睾丸が空っぽになるまで何度でも子宮にぶっかけて差し上げますからね。はぁはぁ……きっと近いうちに旦那さんに妊娠の報告ができるはずですよ」
「あ……あ……いやぁ……」
涙を浮かべて震える私の顔を、彼は唾液まみれの熱い舌で舐めまわしてきた。
そして、それからもハメられ続けた。
正常位での男らしい腰使い。
先生はビンビンに反り返ったペニスの先でズンズンとGスポットを巧みに刺激してくる。
「っくふぅ……いやぁっ……あぁ……」
夫が突っ伏しているそのテーブルの上で、先生に犯されている。
あれほど嫌がっていたことをされて、それでも私は無残なほどヘロヘロに感じさせられていたのだ。
いや、違う。今だって嫌なはずなんだ。なのに……。
「くうぅぅ……あぅぅ……あうぅっ……」
私は手足を艶めかしく動かして、先生の身体の下で“女”になっていた。
体液の流出が抑えられない。アソコからはじゃぶじゃぶと愛液を溢れさせて、快感に身悶える全身からは嫌な汗を噴き出してしまっている。涙と涎は垂れ流しの状態で、筋肉はひたすら絶頂感に打ち震える。
すぐそば、手の届く距離に夫がいる──だから我慢しなくてはならない。
そう思った次の瞬間、膣壁をカリでえぐられて軽く絶頂に飛ばされた。
最奥まで突き込まれ、子宮を潰されてまたイカされる。
「っんっふうううあああっ……」
ピクピクッ。ピクピクッ。
気持ちが良すぎるのと、喘ぎすぎたことによる過呼吸が相まって、顔面の筋肉が痙攣する。
口を閉じることもできない。あふあふと舌を出してよがりながら、ものすごく情けない表情をしてしまっている。
そしてその恥ずかしすぎるイキ顔を、じっと先生に見下ろされる。
彼の目が瞳の奥を覗き込んでくる。
こんな惨めな姿を夫以外の男性に見られてしまっていると思った瞬間、私はまた大きな絶頂感に襲われてしまった。
「んふあああっ、んっくううううっ……!」
先生は黙ってぐしゃぐしゃになった私の顔を見つめながら、自慢のペニスで女性器を責め立ててくる。
バチュバチュバチュバチュ──。
硬い肉棒は一定のリズムで容赦なく女穴をほじくり返す。膣内のひだ一つ一つがぐじゅぐじゅと押し潰されて、形がなくなってしまうほどにこね回された。
私は開いた足の先を天井に向けて痙攣させる。背筋を反らせて気持ちのよさにあごを上げる。
「んむぅ……んふぅ……んちゅ……」
おもむろに口を吸われた。
言葉はなくても大体分かってしまう。
「奥さんの感じてる姿を見ていたら、どうにもたまらなくなった」そんな感じのキス。
口内の唾液とともに、舌の根まで持っていかれそうな強烈な吸引。
アソコに怒張を出し入れされ、舌を吸われながらまたイク。
「奥さん、やっぱり旦那さんの寝ている横でするセックスは最高ですね」
「んふぁ……んんあ……」
気持ちよすぎて返事をすることもできない。
身体中を痙攣させ、目を見開いてイキ狂う私に、先生は満足そうに語りかけてくる。
「奥さんもものすごく気持ちよさそうですが、こっちも本当にたまりませんよ。こんなに興奮するのは久しぶりです。もう何発だって射精できますよ今日は……。──ほら、また一発出させてもらいますよ」
先生はそう言うとペニスを抜き、素早い動作で私の顔に跨ってきた。
ドクドクッ──。
「んえっ? んぷあっ──!」
一瞬のことで理解できない。
彼は膣から抜いたペニスを、私の顔の前に差し出していた。
尿道口からびゅるびゅると白い体液がほとばしる。
私の閉じられない口に、鼻の頭に、頬に、男性の臭い汚汁がたっぷりと放出された。
「おおおおおっ、おおおおおぅ……」
気持ちよさそうに咆哮を上げ、まだ射精が終わりきらない肉棒を口内にねじ込んでくる。
「んぶっ──」
口の中でドクドクとペニスが脈打つ。
そしてその一回一回の痙攣により、口内に新たな粘液が流し込まれてきた。
先生は私の頭を両手で掴んで、ごしゅごしゅと奥深くまでペニスを突き込んでくる。
私は息もできないままに、その行為を受け入れ続ける。
「──んげほっ……ごほっ……んぐぅ……」
口の中いっぱいに、濃い精子が行き渡った。
粘り気の強い体液は歯の一本一本をコーティングするようにまとわりつき、歯ブラシでこすらないと取れないような精子の塊は、ものすごく臭い匂いを放っている。
「うごほっ……おえっ……」
涙目になって苦しむ私の姿を確認すると、先生はまたしてもペニスをしごきながら充血した秘裂にあてがってきた。
「え……うそっ……」
もう三回も連続で射精しているのだ。
信じられないと声を漏らすと、彼はニヤリと笑って言うのだった。
「奥さんと同じように、私だってこんな状況でセックスして異常に興奮してしまってるんですよ……。今までにも増して、あなたを自分の女にしている感じがすごいんです。まだまだたっぷりザーメンまみれにしてあげますから。次は私の精液でさらに可愛くなった顔を歪めて──精子の味と匂いを確かめながらイってください」