気がつけば私は四つんばいにさせられていた。
アナルとおマンコを丸出しにして、犬のように舌を出してよだれを垂らしている。それもそのはず──後ろからは彼が股間に顔を埋めて、私のアソコを舐め回しているのだから……。
「あん……ああ……あ……」
じゅるじゅる……じゅるるるる──。
わざと卑猥な音を立てて、男は私のヴァギナからアナルまでを自由自在にしゃぶり回してくる。
小陰唇に吸い付かれ、皮を伸ばされる。
突き出した舌で、ヴァギナとアナルの穴を交互に犯される。
クリトリスを吸われると、ビクンと身体に電気が走った。
私は腰全体を小刻みに震わせてその快感に耐えていた。
今もまだ聞こえてくる陽子の声。私まで彼女のように喘いでしまっては本当に大変なことになる。
「んふぅ……んんんっ……」
思いっきり叫びたいのを我慢して、私は身体を震わせて快感を押さえ込む。
暑いだけではない、もっと別の種類の汗が身体中を覆っている。
「お姉ーさん、気持ちいいでしょ。じゃあもっと気持ちよくしてあげるからね」
男は口を離したかと思えばそう言い、すかさず私のアソコに指を這わせてくる。
「あっ……」
やめてと言う間もなかった。
ぐじゅぐじゅに溶けてしまった私のアソコ。彼は充分に濡れていると判断して、指を二本──一気に奥まで突き入れてきたのだ。
そしてそのまま、ぐじゅぐじゅぐじゅと激しく中を攪拌する。
「んあっ、んあっ、んああっ、やめっ、んやあっ、んああっ、んああっ──」
びちゅびちゅと飛沫を散らしながら、私のアソコに男の指が出入りする。
内側の壁を上下左右、全部激しくこすられる。
私は地面に敷かれただけのテントの布に額を押し付けて悶え泣いた。
「んあっ、んあっ、んああっ、んああっ、んああっ、あああっ、あああっ──」
汗だくの身体がブルブル震えてどうしようもない。
裸足の足指を開いたり閉じたりして、なんとか快感を逃がそうとするが、男は次から次へと容赦なく指をピストンさせて気持ちのよさを送り込んでくる。
身体中の毛穴を開いて、股間からは汁を垂らしながら──私は悩ましく身体をくねらせた。口元からはだらしなくよだれがこぼれている。自分でもめちゃくちゃ恥ずかしい顔をしているという自覚があった。
男はそんな私の姿を満足げに眺め回し、ペニスをギンギンに勃起させている。
そう、彼も水着を脱いでいるのだ。
遊んでいるだけあって、イチモツにも自信があるのだろう。自慢げにその存在を見せ付けている。おヘソまで届きそうな怒張はピンと上を向いて、先っぽから透明な汁を滴らせている。
生のペニスを見るのだって五年ぶりのことなのである。
私はその勃起を見て、言葉ではいい表せないほどの気持ちが湧き起こるのを感じていた。
「あああ、お姉ーさん最高ー。たまらん身体つきして。スゴイ感じ方してくれて。こんなエロい女は初めてかも……。やっぱ五年ぶりってのはスゴイね。エロすぎるわ……」
「あんっ、あんあっ、あんあっ、あああっ、んああっ、あああっ、あああっ」
「ほらっ。すっげー溜まってたんでしょ。いっぱいおツユ漏らして解放しなよ? ほら、おしっこ漏らしてもいいよ? ほら、ぐじゅぐじゅにしてあげるからさ」
じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ!
どこのAV男優だというほどの激しい指使い。
アソコが摩擦熱で熱くなっているのではと勘違いしてしまうぐらいの力強さ。
「アアッ、アアッ、アアッ、アアッ、アアッ、アアッ、アアッ、アアッ、アアッ──」
だんだんと声が大きくなっているのが分かる。
が、もう自分でもどうすることもできなかった。
我慢なんてできないのだ。あまりにも気持ちよすぎて、身体の中から震えが湧いてくる。
水着を胸元と片足に引っ掛けただけで、後は全裸──そんな女がテントの中で四つんばいで指マンされてよがっている。
きっと今この場所は、陽子たちのテントにも負けないぐらいいやらしい場所になってしまっているはずだった。
「ほら、お姉ーさん、五年ぶりのチンポ……。絶対効くよコレ。たっぷり楽しんでねー。いやらしい顔見せてねー。ほら、これ……どうよ……あ?」
私は仰向けに寝かされて、股を大きく開かされていた。顔をだらしなく緩めて、トロトロのマンコをぱっくり彼に広げて見せている。
心の中は期待と不安でいっぱいになり、もう一切の余裕がない。
彼がぐちゅぐちゅと音を立てて私のアソコをペニスでこする。
アナル、おマンコ、そしてクリトリス。またおマンコへ行き、アナルを押し込み、そしてまたおマンコへ帰ってくる。
女穴を中心にして、私の愛液を──上はクリトリスから下は尻穴にまで塗り込めてくる。先からガマン汁をたっぷり垂らした、脈打つペニスを使って──。
「ああううぅ……あああ……」
男性器の力は絶大だった。指なんかとは全然違う。
私の身体は、彼のペニスが触れているところから発熱しているような感じになってしまっていた。
もちろん熱だけではない。それにともなって強烈な快感が周囲にまで広がる。
股間の筋肉がビクビク震えて止まらない。こんな状態で挿入されたら、私は一体どうなってしまうのだろう。
──ああ、助けて──陽子──。
私はここに来る前に思っていたこととは全く逆に、心の中で友達に助けを求めていた。
もう隣のテントからは先ほどのような派手な喘ぎ声は聞こえてこなくなっていた。一戦終わって、今二人は汗だくの身体を重ね合っているところだろうか……。
私ももうすぐ彼女と同じようなことになってしまうのかと思えば、膣の奥からドロッと濃い粘液が溢れ出してくるのだった。
「ほら……、入れるよ……」
股間にペニスの先をこすりつけていた彼が、いよいよ腰を固めて、亀頭を入口に押し当ててきた。彼がゆっくりと腰を前に突き出す。
私は改めて彼の姿を眺めてみた。
髪の毛は金に近いほどの茶髪で──しっかりと筋肉のついたたくましい身体は小麦色に焼けており──腕にはタトゥーが入っている。
死んだ夫とは全然違うタイプの男。
このタイプの男性には一生関わり合いを持つこともないだろうと思っていたのに……。それが今はどうだ。今日知り合ったばかりだというのにお互いに裸になって性器を接触させている……。
今まさに、私たちは──一つになろうとしているところなのだ……。
──ああ、ナンパってスゴイな……。
そう思った。
「いやあ……やめて……」
口からそう言葉が漏れるが、一方で私は全身から力を抜いて男を迎え入れる体勢にあった。
股は開きっぱなし、アソコも開きっぱなし。その気になれば足を閉じることもできるし、なんならテントから走り出て誰かに助けを求めてもいいのだ。
──なのに、それをしない。
私は、もう半分以上、男に犯されることを受け入れてしまっているのだった。
ギンギンの肉棒が膣内にめり込んでくる。
ぬるぬるのアソコに亀頭が埋まり、それだけで彼のペニスがどれだけカチコチになっているのかを理解した。
こんなものを全部奥まで入れられて、力任せにピストンされたとしたら……。私は一体、どういう醜態を晒してしまうことになるのか……。
──あああ、ダメ。本当にダメ。絶対おかしくなっちゃう……。
私は涙を浮かべながら震えた。
けれど、やっぱり逃げることも足を閉じることもしない。正常位の体勢でM字に股を開いて、白い内ももを彼に見せ付けている。
彼はそんな私を余裕綽々といった視線で見下ろしてくる。興奮していると言っても、さすがに毎日女をナンパして食い散らかしているだけのことはある。その男らしい余裕な表情は、まるで支配者のようだった。
ああ、自分は男に支配されてしまうのだ。男性器を挿入されるということは、そういうことだ。私は彼に、モノにされてしまう。
そう思うだけで、またしても私の膣内はぎゅんと収縮して、さらなる量の愛液を分泌するのだった。
若い男性特有の、張りのある筋肉質な身体。そしてその身体にも見劣りしない筋肉質なペニスが──ずぶりずぶりと膣肉をかき分けて奥まで侵入してくる。
「んひぃ……かは……あ……あ……んひぃ……」
五年ぶりの、異物だった。
自分以外の何かが入ってくるのが、五年ぶり。
単純計算で、約1800日ぶりということになる。
「かは……あ……あ……あ……」
1800日ぶりの、男性の生殖器。しかも限界まで勃起して、普通よりずっと大きくて、よく使い込まれたソレなのだ。
私は呼吸もできずに、イクとも言えずに──奥までみっちりペニスを埋め込まれただけで絶頂に達していた。
額に脂汗を浮かべて、目を見開き、唇をわなわなと震わせて、気持ちのよさを受け止める。開いた両足がプルプルと空中で痙攣していた。
魂が飛んでしまうかというほど強烈な快感。
私は一瞬にして、交尾の悦びを思い出した。
男女のまぐわい。
そう、五年前夫が生きていたころは、この快感を毎日二人で貪っていたのだ。あのころの私は、陽子にすら呆れられるほど、セックス漬けの毎日を送っていた。
まあ、結婚して間もない夫婦なら当然だと思うけれど……。
「あああ……あはあ……あああ……」
あのころの、女だったころの、私。
五年間完全に忘れ去っていた私の本性を、今この一瞬で、このペニスの一突きで──全て思い出してしまった。自分とは縁がないと思っていたはずのこんな男に抱かれて、思い出してしまった。
「あああんっ! あああんっ!」
彼が抽送を開始すると、もうダメだった。声が我慢できない。
私はさっき陽子がしていたように、隣のテントにまで聞こえるほどの喘ぎ声を出してしまうのだった。
「アアアッ! アアアッ! ん何これえっ! スゴイッ! アアアッ!」
陽子が男と二人で、隣のテントで笑っている。私のあられもない喘ぎ声を聞いて、クスクスと笑っている。そんな気がした──。
「くうおおおおおお……、たまらんっ。お前のマンコすげーいいっ! この締め付け! さすが五年ぶりっ……。くうおおおおお……。キツキツで……やべぇコレ……」
男はペニスを挿入してもう完全に立場が上になったと思ったのだろう。五つも年上の女を「お前」などと呼んでくる。
「アンアッ! アアアッ! アアアッ! アアアッ! アアアッ!」
だけど私は、それに抗議をする余裕もない。彼の大きなピストンに合わせ、身体をくねらせて嬌声を上げるだけ。
──ナンパされて簡単に食われる女を軽蔑していたはずなのに……。
私は陽子とは違うんだと思っていたはずなのに……。
なのに、今の私は──何だ、これ──。
本当に──彼女たちと、何一つ違わない。
心の底から男が大好きな、淫乱女じゃないか──。
「アンアッ! アンアッ! アンアッ! アアアアッ! アアアアッ! アアアアッ!」
パンパンパンパンパンパンパン!
肉を打ち付けあう派手な音がしている。まるで私の股間と、彼の股間で拍手をしているかのような大きな音。
こんなにも見事に音が出るなら、そりゃ隣のテントにまで聞こえてしまうはずだ。
──陽子、こんなことしてたんだ……。
そう思うが、今まさに私がその行為の真っ最中なのだと思うと不思議な感じがした。さっきの陽子と私の関係が、今ちょうど逆になっているのだ。
あられもない喘ぎ声を上げて、肉と肉をぶつけ合う音を立てているのは、私の方──。
今日ナンパされただけの男に犯されて、彼と汗だくの身体をこすりつけ合って、獣のような喘ぎ声を上げているのは、私の方なのだ──。
[ 2011/12/08 13:08 ]
未亡人ナンパされる |
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